【姿勢制御】起き上がり動作の構成要素を理解しよう!

姿勢制御

こんにちは!

みなさん、臨床の中で起き上がり動作って結構見ます?

あんまり見る機会ないよ!って方も、見るけどよくわからない!という方も今回の記事をを読んでいただくことで、

起き上がり動作の中でどんな構成要素があるかわかり、できない場合にはどこを見ればいいのか?のヒントになるかと思います♪

では早速…

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もくじ

大きく分けて3つの話をしていきます!

三つ目の構成要素については大きく二つを解説していきます!

起き上がりの話の前に

 

起き上がりって調べると起立動作や歩行などと比較して報告が少ないんです。

理由は、3平面上での体の回転運動であり、関節運動角度を定量化できないと言ったところが一つの要因であると考えられるそうです。

起き上がりは背臥位から、XYZ軸の動きを全体的に捉えていかなければならないので、見る視点ってどうしても多くなってしまいがちです。

頸部・上肢・肩甲骨・体幹・骨盤・下肢と繋がりが波及していき、起き上がりが楽にできるようになってほしい、ベッドから起き上がりたくなるように介入していきたい、でもどこをみたらいいの…!?

となってしまう私です。

そこで今回は大まかなパターンを知り、理解を深めていくという学び方でかなり見る視点が変わったので、解説していきます!

 

起き上がりはとても多様なパターンがあるわけなんですね。、

代表的なパターンとして一側上肢パターン、両側上肢パターン、長座位経由パターンなどなど…

どれが良い、どれが悪いというものではなく、環境や課題、身体機能に応じて、現在導き出された自分にとって最善のパターンを選択していると考えても良いかもしれません。

片麻痺患者さんの起き上がり動作能力と身体機能との関連性を調べた報告では、握力や大腿四頭筋力、TCTとの関連性が認められたと言った報告もあります。

起き上がりができないというのは、運動麻痺が〜とか、感覚が〜というよりも全身の筋力や体幹機能との相関があるのかもしれません。

臨床の中で、もちろん起き上がりを通して体幹などに刺激を入れることはあったり、On elbow→On handを通して麻痺側上肢近位部の筋緊張の改善を図ったりするケースもありますが、

歩行練習など離床を進めていく中で、自然と起き上がり動作が行えるようになるという経験をみなさんもしたことがあるのではないでしょうか?

もしかしたら筋力自体が改善していくことも重要?なのだと思う次第です。

今回は、特に起き上がりについて理解しやすいであろう

一側上肢パターンでの起き上がりを一緒に見ていければと思います!!

こんな流れになるんです。

筋肉まみれだと気色悪いですね。

起き上がりのパターンと相

起き上がりには多種多様なパターンがあるため、この分けられた相を対象者の方に適応するのではなく、

環境や課題に応じてこの分割された相は変化することを理解しておきましょう!

起き上がりは4相にわけられます。

 

前半は、背臥位からOn elbowまで、後半はOn elbowからOn hand、座位の安定相までとされています。

起こってくる代表的なイベントとしては背臥位、肘支持、身体戦隊の回旋、手掌支持、端坐位という構成になります。

各相の構成要素についてです。

1相では頭頸部屈曲回旋、支持側体幹での支持基底面の安定化、上肢のリーチと眼球運動、上部体幹の回旋運動

2相では右肩甲帯、上肢・骨盤帯安定、支持側股関節内旋と非支持側骨盤挙上、両下肢の空間コントロール、前腕・骨盤帯・下肢での支持基底面の安定化

3相では右肩甲骨・上肢・骨盤帯安定、非支持側骨盤下制、両側骨盤帯の安定、両側臀部での支持基底面の安定化

4相では、体幹の空間コントロール、下肢からの垂直抗力情報の知覚

といったように多くの構成要素を含んでいます。

ただ、臨床の中で1相から2相に進めず3相へ移行できなくなり、なんとか達成しようといざったり、ベッドの端や柵を強く握り込んでしまうような場面を見かけることは少なくありません。

ですので、最後に・・・

構成要素の紹介

大きく二つの内容を紹介していきます!

 


 

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