【脳機能】ざっくりとした錐体外路の種類と役割

錐体外路タイトル 姿勢制御

 

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今回は、最近で一番反響のあった

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について解説していきます。

みなさん錐体外路と習ったのではないでしょうか。

錐体外路という一括りにしてしまうことで、少し役割に目が向きにくい可能性があります。

そして、神経系は独学で学ぼうとすると非常に複雑で、障害されたときの症状も多様で嫌になってしまう…そんな経験をしたのは私だけではないはず!

そこで今回は錐体外路

  1. ざっくりと主な役割を理解する
  2. ざっくりと経路を見た目で覚える

という「ざっくりと」をテーマにお伝えしていきたいと思います。

この「ざっくりと」が他者に説明できるようになるまでの知識を身につけるときに大切なポイントであると考えています。

みなさんはいきなり専門書を開いて理解できますか?私は無理です笑

わからない言葉や文字だけ、つながりが大事と言われますが結局繋がるための「ざっくりしたイメージ」がないので、勉強が続かない人も少なからずいると思いますので、今回の記事でイメージを掴んでいただけると嬉しいです!

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ざっくりと主要な役割を覚える

錐体外路の主要な役割は一体何なのでしょうか!?

それは、

  • 姿勢コントロール
  • 錐体路補助

をすることだと考えられます。

錐体外路

筋緊張の調整や運動の協調性、平衡機能などのよく聞く言葉の役割を行なっているのです。

これらの役割が必要な理由は、重力下や内外力下にさらされているんです。しかしこれは地球上で私たちが行動していく上で必須のものになります。

なぜなら、全員に対して等しく重力というものがかかり続けているからです。

この重力に対して、抗いながら(抗重力伸展)、従いながら(従重力伸展)私たちは地球上での活動を可能としているのです。

重力について(姿勢コントロールに重要)

重力とは、と簡単に説明すると・・・

重力

地球の物体に等しく働く力のこと(重力加速度9.8m/s)
です。
つまり、地球の中央に向かって引っ張られ続けているんです。
その中で私たちが立位や座位を保持するためには、常に体を重力に対してまっすぐにコントロールする必要があります。
そして、その状態から動くにはどこかで支えを強くして、どこかを緩めて関節運動を起こして動いていく…この相互作用が大事になってきます。

重力下で動くための神経システム

関節を動かすのは、重力などの外力や筋力などによって生まれる内力です。

筋肉を動かすのは、脳ー脊髄です。つまり神経システムの役割どういった条件で働くのかを知っておかなければ、筋肉を自ら動かす、関節を動かす練習を促すのは難しくなる、ということです。

四肢を動かすためのシステムは、錐体路と呼ばれる

外側皮質脊髄路

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背景に支えを強くするシステムが錐体外路と呼ばれる

橋網様体脊髄路、外側前庭脊髄路、視蓋脊髄路

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別の記事で解説していますので、是非ご参照ください!

ざっくりと経路を見た目で覚える

錐体外路の主要な経路のざっくりとしたイラストです!

錐体外路全体

こちらの図には、

  • 皮質網様体脊髄路
  • 前庭脊髄路
  • 視蓋脊髄路
  • 前皮質脊髄路

について出発地点と、ゴール地点を矢印で示しています。

そして右側の人の図が主な役割を示しています。

文字だけで書かれているものよりは、イメージがつきやすいと思います。

この図を、ざっくりとしたイメージとして持っておいていただくことで、他の参考書などを読んだ際にイメージがつきやすくなるはずです!!

いきなり、視蓋脊髄路は視覚情報に優位に反応し、頸部ー眼球運動の協調性を司る、

などを読んでも、イメージがつきにくかったり、実際経路が損傷しているのか、他の一緒に働いている経路は一体どうなのか、身体はどんな働きによって動くことが可能なのか、などなど難しく考える前に知っておかなければならないことがたくさんありますね!

まとめ

今回は、少し短いですが

ざっくりとした錐体外路の知識

  • 重力との関係から
  • 下行性神経経路を図で理解する

ことを目的としました。

神経系の勉強はとても複雑で、覚えることが多く挫折しそうになりますが、まずはざっくりと概要を捉えていただくことが、一番初めにやっておくべきことかと考えています。

最後までありがとうございました!

参考図書

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